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毎日エクササイズ

音楽を活用しよう

No.3

糖尿病の運動療法として散歩やランニングなど有酸素運動を行っている方も多いと思います。運動中に音楽を聴くことでより少ない疲労感で、より楽しく長時間の運動ができると言われています1)

昨今、ダンスの健康増進効果が注目されています。ダンスとは手と足を別々に動かしたりするデュアルタスクトレーニング、また講師の動きを模倣することで認知機能の維持効果があります。また、音楽に合わせて身体を動かすということが前頭前野の機能を高める上でも有用と言われています。少しずつ上達することでモチベーションも生まれ、より楽しく、長期的に運動を続ける方法として理想的です。

最近ではダンスを年齢や性別問わず、気に楽しめるような取り組みもあり、リバイバルダンスといったワークショップの開催なども行われています。自分の好きな曲でダンスを習うこと、またダンス練習用のDVDを購入して自宅で習うことも可能です。

SNSには流行歌で踊ってみたという動画をアップロードされている方も多くいますが、どのような曲でも構いません。自分の好きな音楽で楽しく運動を行うのが継続のコツです。音楽を活用しながら楽しく運動しましょう。

音楽を活用しよう

東京女子医科大学 内科学講座 糖尿病・代謝内科学分野
滝田 美夏子

※ご所属・役職名は監修・取材当時のものです。

1)新貝 和也 他:理学療法科学 26(3): 353–357,2011

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