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足のストレッチ - こむら返りを防ごう

 

No.7

 

糖尿病患者さんは、糖尿病でない方と比べて「こむら返り」が起こりやすいことが知られています。
こむら返りを防ぐ方法について紹介します。

 

こむら返りの原因

こむら返りは、立っている時間が長かったり、長時間歩いた後などに、誰にでも起こります。
激しい痛みに苦しむこともあります。原因としては、下肢の血行不良や脱水、ナトリウムやカリウムなどの電解質バランスの異常が考えられています。糖尿病患者さんでなぜこむら返りが起こりやすいのか、明らかな理由は分かっていません。

 

こむら返りの予防

●血糖コントロール
こむら返りが起こりやすい方には血糖コントロールが不良の方が多いようです。血糖コントロールが改善すると、こむら返りは起こりにくくなります。また、糖尿病を診断されていない方も頻繁にこむら返りが起こるようであれば、糖尿病の可能性を疑い、一度検査を受けることをお勧めします。

●水分の摂取
脱水は夏場だけでなく、1年中起こり得ます。1年を通じて、十分な水分摂取が大切です。

●下肢の血行をよくする
下肢の血行が良くないとこむら返りが起こりやすくなります。①のつま先立ちは、下肢の筋肉を刺激するため、血行改善やむくみ取りに効果があります。また、②の下肢のマッサージは、血液とリンパの流れを促します。入浴後、下肢に保湿剤を塗って滑りを良くし、下から上へ向かってマッサージしましょう。

下肢のマッサージはこむら返りを予防するだけでなく、足の傷や爪の変形、皮膚の乾燥やむくみを見つける機会にもなりますので、続けてみましょう。

 

①つま先立ち運動

①つま先立ち運動

転倒防止のため、壁などにつかまって行いましょう。

②下肢のマッサージ

②下肢のマッサージ

こむら返りでお悩みの方は、漢方薬などの服用により改善することもありますので、ぜひ主治医に相談してみてください。

 

 

田中 紗代子
東京女子医科大学 糖尿病センター 内科

監修
東京女子医科大学 糖尿病センター 内科
教授・講座主任
馬場園哲也

編集協力
北野滋彦、中神朋子、三浦順之助、柳澤慶香
アイウエオ順

管理番号:JP21DI00017