
出身国:スペイン、バルセロナ
1型糖尿病発症:7歳
出身国:スペイン、バルセロナ
1型糖尿病発症:7歳
"I try to use diabetes as a booster to become the best version
of myself: discipline, hard work, pushing my limits"
「糖尿病があるからこそ、ちゃんと自分と向き合える。規律、努力、限界への挑戦:すべては、最高の自分になるために。」
ブライス・ダカルは2歳の頃から自転車が大好きでした。すぐに乗り方を覚え、毎日自転車に乗るようになり、14歳になる頃にはレースに出場していました。気づけば毎日自転車に乗っていて、できるだけ速く走ることばかり考えていた。そんな日々が当たり前すぎて、そうじゃなかった頃の記憶はほとんど残っていません。
7歳のとき、ブライスは1型糖尿病と診断され、当初は「無理をせず、穏やかな生活を送るべきだ」と言われました。
そんな中、スペイン語版の『糖尿病雑誌』を読んでいたとき、チームノボノルディスクの元プロ選手である(ハビエル メギアス)について知り、糖尿病を抱えながらレースに出場しているチームの存在を知りました。ブライスは最初、自分にはそのチームに入るだけの力がないのではと疑いましたが、それでも糖尿病の管理に関するサポートを得たいという思いから連絡を取りました。何度かメールをやり取りした後、彼の自転車経験が評価され、チームノボノルディスクの育成チームに招待されました。
ブライスはチームノボノルディスクの育成チームで5シーズンを過ごしました。現在はレースには出場していませんが、チームの代表的なアンバサダーの一人として活躍しており、糖尿病と共に生き、レースに挑んだ経験を語るインスピレーショナルなスピーチで知られています。
アンバサダーとして活動する傍ら、ブライスは現在バルセロナのポンペウ・ファブラ大学で学んでおり、将来的には国連などの国際機関で、平和維持、安全保障、社会問題などに取り組むことを目指しています。彼は、支援を必要とする人々の生活をより良くすることに情熱を注いでいます。
自転車以外では、音楽を聴いたり、新しい国を訪れたり、新しいことを学ぶのが好きです。