糖尿病で使用する注射薬は、高温になったり、凍らせたりすると、成分が変化してしまい、効果の出方が変わることがあります。暑い時期や場所で適切に保管する方法や、寒いところで凍らせない工夫など、具体的な保管方法をご紹介します。
|
冷蔵室内でも、直接冷風が当たると製剤が凍ることがあります。冷風の当たらない場所に置くようにしましょう。
おススメの保管場所と保管方法
上記の場所でも、一緒に入っているジュース等の液体が凍っていたら、注射薬も凍った可能性があります。
それぞれの製剤の保管方法に従いましょう。また、使用日数にも注意し、使用可能日数を過ぎたものは廃棄して下さい。
高温にならないように、また夏でも凍らないようにする工夫が必要です。
工夫例
直接、外気に触れないように気をつけましょう。
糖尿病の注射薬が暑くなりすぎたのではないか?凍ってしまったのではないか?ヒビが入ったのではないか?と不安に感じた場合は、新しい製剤に取り換えて使用しましょう。
|
次回は「シックデイとインスリンの調節」をお届けします。
監修 内潟 安子 [ 創刊によせて
]
東京女子医科大学
東医療センター 病院長
編集協力
岩﨑 直子、尾形 真規子、北野 滋彦、中神 朋子、馬場園 哲也、廣瀬 晶、福嶋 はるみ、三浦 順之助、柳澤 慶香
(東京女子医科大学糖尿病センター)
アイウエオ順
管理番号:2515-1-0946-02