小川医院は茨城県日立市にあります。JR日立駅から近く、静かな住宅街の一角で、太平洋からもすぐの場所です。 病院の2階には運動療法のためのエクササイズ室がありました。大きな鏡の横には、ダンス教室の案内が貼ってあります。写真を見ると皆さんとても楽しそうです。部屋の隅には運動用具がいろいろあり、さまざまな運動療法に活用されていることがうかがえました。 可愛らしい男の子を連れて、まだ若いお母さんが現れました。根本さんと息子さんの榮多君です。小川先生の診療が終わるのを待つ間、スタッフを和ませてくれるとてもかわいい息子さんでした。 小川先生はロングヘアのよくお似合いになる、スレンダーな女医さんです。お忙しい中、階段を駆け上がって「お待たせしました!」と笑顔で部屋に現れてくださいました。先生のお顔を見て、一番喜んだのは榮多君です。満面の笑顔で先生の姿を追います。小川先生、根本さん、そして榮多君の信頼関係が伝わってきました。 先生は東京都内のご自宅と日立市の病院を行き来しているそうです。インタビューを通して、その体力と活力の源は、周囲に対する温かな気持ちだと感じました。糖尿病患者さんを見守る優しいまなざしやさまざまな配慮、家で待つ家族への感謝。根本さんもそんな先生の姿を見て、励まされ、頑張っているのだなと思いました。女性らしい温かさに包まれた気持ちがしたインタビューでした。
監修 内潟 安子 [ 創刊によせて ] 東京女子医科大学 東医療センター 病院長
編集協力 岩﨑 直子、尾形 真規子、北野 滋彦、中神 朋子、馬場園 哲也、廣瀬 晶、福嶋 はるみ、三浦 順之助、柳澤 慶香 (東京女子医科大学糖尿病センター) アイウエオ順
管理番号:2515-1-1257-01