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糖尿病NEWS解説

運動療法における筋トレの効果と目安

No.11

筋トレ (レジスタンス運動・ウェイトトレーニング・自重トレーニングなど) は体型維持のみならず、健康増進や血糖コントロールの改善に有用な運動療法のひとつとされています。また、コロナ禍においては、自宅でも簡単に行うことができる運動の一環として注目されています。今回は、この筋トレの効果と目安についてお話したいと思います。

筋トレの最新の知見として、東北大学の門間陽樹講師らから、筋トレを全く行っていない人に比べ、筋トレを行っている人は心血管疾患や糖尿病、癌などによる死亡および疾患リスクが10~17%低くなることが報告されました。

実際に筋トレを行う時間の目安として、週30分から60分でリスクが最も低くなりました。一方、週130分から140分を超えると、その効果は失われ、むしろリスクが高くなることが分かりました。ただし、糖尿病については実施時間が長ければ長いほど、リスクが低くなりました。

筋トレは適度に、そして継続的に行うことで、長期的な健康効果が得られます。しかし、やり過ぎるとかえってその効果を損なう可能性があることを念頭に置きながら、日々のトレーニングを行っていきましょう。

吉田 直史
東京女子医科大学 糖尿病 ・代謝内科

監修 [ごあいさつ]
東京女子医科大学内科学講座糖尿病・代謝内科学
教授・基幹分野長
馬場園哲也

編集協力
大屋純子、小林浩子、中神朋子、花井豪、三浦順之助、柳澤慶香
アイウエオ順

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