Go to the page content
3 min. read

シンプルエクササイズ

家庭でできるレジスタンス運動

No.13

レジスタンス運動とは、「筋肉に抵抗( レジスタンス) をかける動作を繰り返し行う運動」です。腹筋や腕立て伏せ、スクワットなどが代表的です。筋肉量の維持や運動能力の向上だけでなく、血糖管理をよくする効果があることが分かってきました。週に2 回、1 回15 分程度を目標に、無理のない範囲から始めてみましょう。

レジスタンス運動の注意点

合併症をお持ちの方や、血糖値が極端に高い時は運動を控えたほうがよい時もあります。まずは主治医の先生に、運動してもよいか確認してください。

運動を始める前には、ストレッチなどの準備運動をしてから始めましょう。運動中に身体を痛めてしまった場合は、主治医の先生に相談、もしくは速やかに病院を受診しましょう。

●背伸び運動
椅子の背などに両手を置き、足を肩幅程度に開いて立ちます。かかとを浮かせて背伸びをし、ゆっくりとかかとを下ろしましょう。

●踏み込みスクワット
脚を肩幅に開いて、椅子の背などを片手でつかみます。片方の足を後ろに引いて、膝を曲げ、片膝が付くような姿勢になります。前の脚で床を踏み込むようにして元の位置に戻します。

●壁押し運動
壁の前に立ち、足を肩幅に開きます。壁に両手を付き、肘を曲げて上体を壁に寄せていきます。この時、肘は下を向くように脇を閉めましょう。可能な限り肘を曲げたら、壁を押すようにして上体を起こしましょう。

All in 13_Layout<0414>F.indd

森 友実
東京女子医科大学 糖尿病・代謝内科

監修
東京女子医科大学内科学講座糖尿病・代謝内科学
教授・基幹分野長
馬場園哲也

編集協力
大屋純子、小林浩子、中神朋子、花井豪、三浦順之助、柳澤慶香
アイウエオ順

 

JP23DI00081