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糖尿病合併症について

監修:弘世 貴久 先生
   東邦大学医学部内科学講座 糖尿病・代謝・内分泌学分野 教授

糖尿病腎症(腎疾患)

糖尿病腎症は、腎臓の中の細い血管がダメージを受けることで引き起こされます。体に不要なものを血液の中から取り出して尿として外に捨てるという腎臓の働きが徐々に弱っていきます。進行すると人工透析が必要となります。

糖尿病網膜症(眼疾患)

糖尿病網膜症は、眼の裏の網膜の中の細い血管がダメージを受けることで引き起こされます。網膜は、カメラに例えると光や色を感じるフィルムの役割をしており、その働きが低下して視力が落ちていきます。適切な治療を施さないと、失明に至ることもあります。

 

歯周病

糖尿病では歯周病になりやすく、そして悪化しやすくなります。また、歯周病が重症であるほど血糖コントロールが悪くなることも分かっています。
歯周病は歯肉の腫れや出血、口臭などの原因となり、歯が抜けてしまうこともあります。

 

糖尿病神経障害(神経疾患)

足先の神経細胞の代謝(成分バランス)が乱れ、また細い血管がダメージを受けて、神経に障害が起こります。足先のしびれや冷感、感覚の異常などがあらわれ、激しい痛みを伴うこともあります。糖尿病足病変と合わせて足の切断の原因となります。

 

動脈硬化性疾患(心血管疾患など)

糖尿病は、全身の比較的太い血管に動脈硬化を引き起こします。動脈硬化とは血管が硬くなりしなやかさがなくなってしまった状態です。高血圧や脂質異常症、肥満、喫煙などと組み合わさって心筋梗塞や脳卒中などの原因となります。

 

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