インスリン療法とは?
監修:川崎医科大学総合医療センター 特任部長
川崎医科大学 名誉教授 加来 浩平先生
インスリン製剤は、温度の管理が大切です。使用中のインスリン製剤は30℃を超えないように保管をしてください。
夏の車内や海水浴でのビーチなど、高温になる場所は注意が必要です。車から出るときは必ずインスリン製剤を携帯したり、長時間ビーチなどにいる時は、乾いたタオルにインスリン製剤を包んで保冷剤と一緒に持ち歩いたりするなど、工夫して取り扱う必要があります。
飛行機に乗る際は必ず手荷物に入れてください。貨物室は氷点下になる恐れがあります。また、寒冷地でも長時間屋外にいる場合は、インスリン製剤を乾いたタオルに包むなど工夫して取り扱う必要があります。
針は外して保管してください
針はインスリンを投与するたびに新しい針をつけましょう。インスリン注射が終わったら必ず針は外して、キャップをつけて保管しましょう。
凍結を避けるため冷却風のあたらない、ドアポケット (バターケース) に保管しましょう。
インスリン製剤は、一度でも凍結してしまうと薬液が変化したり、凍結により注射器が故障することがあります。
使用期限は、ラベルや外箱に記載されています。
インスリン製剤を放置しないようにしましょう
他人や子供の手の届かないところに保管するなど、保管場所にも配慮が必要です。
インスリン製剤を落としたり衝撃を与えたりしないようにしましょう
注入器の故障やインスリンが漏れてしまう原因となることがあります。
インスリン製剤を他人に渡す、一緒に使うなどの行為は絶対にやめましょう
事故や感染症の原因に繋がります。
自分の使っているインスリン製剤の予備を必ず用意しましょう
万が一インスリン注入器が故障したり、インスリン製剤を紛失したりした場合に備えましょう。
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