
3 min. read
インスリン注射に使用する針は、採血用などの針と比べて非常に細いのが特徴です。技術の進歩によって、針の長さや太さは、ますます短く細くなってきました。また、針が身体に刺さる際により抵抗がなくなるような工夫もされていて、『痛みは
ほとんど感じない』といった感想もよくきかれます。
針の太さは、ゲージ (G)
という単位で表され、数字が大きくなるほど細くなります。インスリン注射で使われるものは、30Gから34Gです。献血などで使われる針の太さがおよそ27Gですから、インスリン注射の針はとても細いことがわかります。
針の長さは、3mm~8mmと種類があります。短ければいいというものではなく、体型によって好ましい長さがあります。
注射針の長さによるちがいに加えて、針基 (はりもと) と呼ばれる台座の形状が違うものが出てきています。
注射針は各自治体によっては廃棄が制限されている場合がありますので、医療機関・自治体に必ずご確認ください。
次はいよいよインスリンの投与の仕方について勉強しましょう。
JP23CD00087