糖尿病について徹底解説。血糖値・HbA1cから
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冨岡先生 マイベストパートナーの取材の打診を頂いた時、谷脇師長にも相談して、やはり國方さんにお願いしようという話になりました。

國方さん 糖尿病患者さんがたくさん通っている中で、自分に声をかけて頂いたのはやはり嬉しいです。糖尿病と診断された10年前は、とても多忙な時期でした。病院の待ち時間の長さに辟易とし、仕事で面識のあった医師に相談したところ、週1回午後8時まで診察してくれる糖尿病専門医があると聞いて、紹介してもらいました。

谷脇直美看護師長 初めていらした時は、「助けて下さい」って言ってこられたのを覚えています。

國方さん 治療の必要性はわかっていましたが、当時は月に1回、平日昼間の通院は正直難しかったです。午後8時まで診てくれる病院はありがたかったので、すがるような気持ちでした。経口薬で治療を始めて、半年間必死でかなり無理な食事・運動療法をしたら、HbA1c値も5.9まで下がりました。そうしたら、今度は心が緩んで、だんだんしんどくなりました(笑)。でも同時に、こんながまんと努力続きのつらい無理な生活を、一生は続けられないということもわかりました。

冨岡先生 努力したこと、努力して達成できたこと、そしてそれが続けられることなのかどうかを正直に話して下さると助かります。考えていることや思いをきれいごとでなく、まっすぐに話して下さることで、私たち医療スタッフは今の患者さんの生活にとって最適な治療法を一緒に考えることができます。

國方さん インスリンは使いたくないという気持ちがあったのも事実です。インスリンは重症化してしまって合併症がある患者が使うものと思い込んでいました。

冨岡先生 インスリンを使って血糖値を安定させれば、将来に起き得る合併症の発症を遅らせることができるというお話しをしましたね。

國方さん はい、先生はインスリンはこれ以上悪くならないための助け舟と教えて下さいました。そうか!それなら少しでも早く使って、今の体調を整え、合併症も遠ざけられる、なるほど!と思いました。自分にとっては、インスリンを味方にすることがチャンスなんだと。先生のお言葉、お人柄にこのように接していくうちに「自分の主治医はこの人しかいない」と信じることができたこともあり、気負わずにインスリンを取り入れることができました。

谷脇直美看護師長 たとえ、マイナスイメージでも、具体的に思ったことを表現してくれるのもありがたいです。新しいことを受け入れる気持ちや、違うものを理解し吸収されるところは國方さんのすばらしいところですね。

國方さん とみの会(患者会)の食べよう会、歩こう会も楽しみにしています。診察の時に、ゆっくりお話しできないことがあっても、とみの会では事前に質問票を記入して、それに先生が答えてくれるので楽しみにしています。的を得た答えをたくさん聞けるよい機会です。

冨岡先生 患者さんは、それぞれ一生懸命働いて精一杯コントロールの努力をしておられると思います。それぞれに大切な自分の生活があるのですから、血糖コントロールのための生活ではなく、生活のためのコントロールを考えたいと思っています。國方さんは多趣味な方なので、それらを楽しみながら過ごしてもらえたらなと思います。

國方さん 先生は自分より年上ですから、ずーっと元気で長生きして頂いて、多くの糖尿病患者を助けてもらえたらなと思います。

冨岡幸生先生
とみおか内科クリニック(香川県高松市)院長 日本糖尿病学会評議委員、糖尿病専門医
海外の糖尿病専門病院との交流もあるアカデミックなクリニック。患者会や講演会も活発。その一方で、患者さんの生活習慣、仕事や環境に耳を傾ける時間を惜しまず、患者さんに無理のない治療を一緒に悩み考えてくださるハートフルな先生。

 

國方卓さん
約10年前に2型糖尿病と診断され、経口薬で治療を開始し、6年前からインスリン治療を始めた。趣味は旅行とドライブ、好きなことは文筆etc と多種多様。剣道は6段取得を目指している。明るく元気な人柄で、話をすると周りのみんなが一緒に楽しくなる。

左から冨岡幸生先生、國方卓さん、谷脇直美看護師長

 

監修 内潟 安子 [ 創刊によせて ]
東京女子医科大学
東医療センター 病院長

編集協力
岩﨑 直子、尾形 真規子、北野 滋彦、中神 朋子、馬場園 哲也、廣瀬 晶、福嶋 はるみ、三浦 順之助、柳澤 慶香
(東京女子医科大学糖尿病センター)
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