糖尿病について徹底解説。血糖値・HbA1cから
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東さん 福元先生には、家族全員、代々お世話になっております。

福元先生 私の父の代からのお付き合いですね。東さんの糖尿病ですが、最初は喉の渇きを訴えて来院されましたね。

東さん とても喉が渇いて、よくジュースを飲んでいました。実は先生に相談する5年位前から健康診断で、糖尿病の可能性を指摘されていました。

福元先生 検査の結果、2型糖尿病でした。

東さん 最初は糖尿病もインスリンも初めて聞くことばかりで、びっくりしました。入院時に糖尿病のことをいろいろ勉強して、放っておくことの怖さ、自己注射や食事・運動療法などの大切さが理解できたと思っています。

福元先生 すでに網膜症を合併されていたので、眼科医と連携して治療をしましたね。網膜症があると急激なHbA1c値の低下は、網膜症を悪化させることがあるので、1年位かけてゆっくりHbA1c値を6.5%前後まで低下させました。

東さん 目がかすんでいましたので心配でしたが、網膜症も5年ほどで鎮静化して、ほっとしました。

福元先生 HbA1c値もそれ以来ずっと安定しています。今では、自己管理をしっかりされているので、ごく少量のインスリンでコントロールできています。とても喜ばしいことだと思っていますよ。

東さん 先生のところに伺うと、「調子はどうね? 変わったことないかね?」と気軽に話かけて下さいます。子どもの頃から、家族みんなで診てもらっているので、安心して何でも相談できることに改めて感謝しています。

福元先生 東さんの30年の治療の歴史は、私のクリニックの歴史でもあるんです。血糖自己測定はあの年に始めたなとか、院内でのHbA1c値の測定を始めて何年になるとか、みんな東さんとの思い出とつながっています。

東さん 長くお世話になっているので、いろいろなことを経験させていただきました。

福元先生 東さんの治療を始めた頃は、私自身がまだ糖尿病専門医ではありませんでした。専門医として、東さんに育てて頂いたような気持ちさえします。

東さん 先生やスタッフの皆さんの細やかな指導のおかげで、元気でいられます。

福元先生 網膜症も鎮静化し、その後は腎症、神経障害もありません。インスリンの量も比較的少量なので、低血糖も少ないですね。

東さん ええ、「ちょっとおかしいかな」「低血糖かな」と思う時は、すぐにジュースを飲んだりして対処しています。病院に運ばれるような低血糖を起こしたことはありません。

福元先生 何よりです。治療の過程にはいろいろなことがあります。今は東さんの生活スタイルや希望を活かしたプランで治療をしていますが、もしそれが変われば、いつでも相談しましょう。代わりのプランB、プランC も用意してありますからね。一緒に考え、相談しながら、進めていきましょう。

東さん 先生やスタッフの皆さんのお力を借りて、指導を受けながら、元気で長生きしたいと思っています。

福元先生 東さんは自己管理がしっかりできているので、私はアシストするだけですけど(笑)。ご家族も含めて、皆さんの健康を見守っていきたいと思っています。一緒に元気に長生きしましょう。

福元 良英 先生
医療法人柏木会 福元医院 院長(鹿児島県指宿市)
日本糖尿病学会療養指導医
和のテイストを取り入れた落ち着いた雰囲気のクリニックで、そよ風のように、さわやかに心地よく動き回っているのは、福元先生とスタッフの皆さん。代々地域の健康を見守ってきたドクターはロマンスグレーの素敵な紳士。

 

東 和江 さん
指宿の温泉水を利用した温室での、観葉植物栽培の仕事は重労働だが「気持ちのよい仕事」とか。気温の高い温室での作業のため、2型糖尿病の血糖値の管理や低血糖のサインのキャッチには家族の思いやりも一役かっている。

監修 内潟 安子 [ 創刊によせて ]
東京女子医科大学
東医療センター 病院長

編集協力
岩﨑 直子、尾形 真規子、北野 滋彦、中神 朋子、馬場園 哲也、廣瀬 晶、福嶋 はるみ、三浦 順之助、柳澤 慶香
(東京女子医科大学糖尿病センター)
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