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スマートフォンアプリで肥満改善をサポートする臨床研究進む

座位時間の減少など行動変容の促進を期待

No.8

 

座った状態で過ごす座位行動時間が長いと心血管疾患、糖尿病の発症に加え、死亡リスクが高まることが指摘され、世界保健機関(WHO)は10年ぶりに身体活動の指針を改定しました。指針では、18~64歳で有酸素身体活動を週に中強度(歩行、家事、 軽いジョギング程度)で150~ 300分、高強度(ランニング、水泳程度)で75~150分行うことが推奨され、年齢に関係なく座位行動時間を減らし、身体活動を行うよう勧められています。COVID-19の世界的流行により、緊急事態宣言が再発令され、テレワークや外出自粛長期化による身体活動量や筋肉量の低下などが懸念されています。

最近、皮下糖濃度測定による血糖変動をリアルタイムにスマートフォンで確認できるシステムが実用化され、糖尿病の保険診療として使用されています。遠隔診療が求められる中。長野県佐久市立国保浅間総合病院では、スマートフォンのアプリを利用して肥満改善をサポートする臨床研究が進められています。肥満患者を対象にスマートフォンのアプリを用いることで極力来院回数を減らし、血糖変動をみながら食事や運動習慣の行動変容を促していくものです。Withコロナ時代の新しい医療体制の一部として、遠隔診療の効果を計る研究として期待されます。

 

 

麻沼 卓弥
東京女子医科大学 糖尿病センター 内科

監修
東京女子医科大学 糖尿病センター 内科
教授・講座主任
馬場園哲也

編集協力
北野滋彦、中神朋子、三浦順之助、柳澤慶香
アイウエオ順

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