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No.32 インスリン注射のQ&A(2012年2月発行)

東京女子医科大学糖尿病センター 佐倉 宏

患者さんから寄せられるインスリン注射の扱い方、疑問や質問について、東京女子医科大学糖尿病センター 佐倉 宏先生に教えていただきます。

Q1:病院から家に帰るまでの間、インスリン製剤を冷やしておく必要はありますか?

 インスリン製剤は使用前は冷やして保管しますが、病院から持ち帰る場合など短時間であれば、特に冷やして持ち帰る必要はありません。
 インスリン製剤は持ち歩くことも想定して品質の安定を図っています。バックの中に入れ、直射日光を避けてなるべく早く持ち帰りましょう。注意するのは車の中です。夏は高温、冬は0℃になることもありますので置き忘れないようにしましょう。

Q2:インスリン製剤の家での保存場所は冷蔵庫でよいのでしょうか?

インスリン製剤の家での保存場所は冷蔵庫でよいのでしょうか? 未開封のインスリン製剤は冷蔵庫で保管してください。凍結の可能性があるので、冷蔵庫内の「吹き出し口」を避けてドアポケットなどに保管します。
 開封したインスリン製剤は、室温(1~30℃)で保存します。室内では、窓際や暖房器具の近くなど、30℃を超える場所に置かないようにしましょう。
 インスリン製剤は凍結や、高温で放置すると、インスリン成分が変化したり、結晶の物性が変化するなど十分な効果が期待できなくなります。また、凍結によりゴム栓の部分が膨らみ、変形して使えなくなることもありますので注意しましょう。

Q3:製剤に血液が逆流して入ってしまいました。この製品は使えますか?

 注射液の変色が見られる場合、使用は避けてください。血液の逆流を繰り返す場合は、インスリンの打ち方に問題があるかもしれません。一度、主治医に相談して、再度注射手技の指導を受けて確認してみましょう。

Q4:空打ちしたのですが、注射液が出てきません。どうしたらよいでしょうか?

 空打ちは2単位で、注射液が出てくるまで繰り返します。どうしても注射液が出ない時は、新しい針に取り替えて再度行ってみましょう。それでも注射液が出ない場合は、注入器の故障などが考えられますので、主治医に相談してみましょう。

Q5:空打ちの量が一定ではないように見えるのですが大丈夫ですか?

 まず、空気が抜けた後、「液が出ること」を確認しましょう。
 注射針の太さやカートリッジの大きさの違い、中の空気の量によって、空打ちで出てくる液量の違いが生じることがあります。
 お使いのインスリン製剤によっては機能をチェックできますので、主治医にご相談ください。

Q6:インスリン注入器の注入ボタンが完全に押せないのですがどうしたらよいですか?

 注入器の故障の場合と、針のつけ方がおかしい場合、押す力が弱い場合の3つが考えられます。故障の場合は交換が必要です。押す力が弱い場合は、弱い方でも使いやすいインスリン注入器もあります。どちらの場合も一度、主治医に相談してみましょう。

Q7:気泡が抜けません。このまま打っても大丈夫でしょうか?

気泡が抜けません。このまま打っても大丈夫でしょうか? わずかな小さな気泡については、心配は要りません。
 気泡が完全に抜けないこともありますが、異常なことではありません(右図)。小さな気泡は注入量にも影響はないと考えられています。



Q8:注射液が残りわずかになりました。残量をどこまで使うか判断の目安はありますか?

 インスリン残量が、1回に必要な単位数に満たなくなったら破棄して、新しいインスリン製剤を使用しましょう。または、残量分を注射した後に、新しいものに交換し、空打ちした後に、不足分を注射してください。
 特に懸濁性の製剤は毎回よく混ぜて、均一に懸濁する必要があるので、12単位以下になったら交換しましょう。

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