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減塩の目標値
糖尿病患者さんでは高血圧症を合併している方が少なくありません。高血圧症の管理や予防のためにも、減塩は大切なテーマとなっています。厚生労働省は日本人のナトリウム(食塩相当量)の目標量を男性8.0g/日未満、女性7.0g/日未満としています。また、血圧が高い方や腎臓の病気のある方では、それより低い値を目標値としています。しかし、2013年の調査では、実際の食塩摂取量の平均は男性11.1g、女性9.4gです。

減塩のコツ
毎日の生活の中で減塩を心がけるには、みそ汁や漬物など塩分摂取量の多くなりがちな料理の量を控えることも一つです。調味料類なども「減塩」のものを使えば、少しずつ塩分量を減らせます。また、味の濃さの感じ方には慣れもありますので、薄味の料理を続ける、舌を慣れさせることも大切です。塩分が控えめでも、おいしく食べられる料理のコツには以下のものなどがあります。

うまみの濃い食品を使う
きのこ、こんぶなどのうまみを多く含んだ食品や、様々なだしを上手に利用しましょう。但し、うまみ調味料には塩分が含まれているものが多いので、調理する時には塩分を加減して下さい。

香辛料や香味野菜を使う
わさび、しょうが、しそ、みつば、カレー粉などの香りのよい食材は薄味が気になりにくくなります。

酸味を利用する
レモンなどのかんきつ類、お酢などで酸味を加えると味のアクセントになります。トマトにはうまみ成分のグルタミンも豊富です。酸味を活かした煮込み、スープにするものお勧めです。

材料の表面に味をつける
素材の表面に味をからめて食べる方が、塩味をはっきりと感じます。

専門家の監修した「お弁当」
また、昨今、病院や企業から管理栄養士が企画・監修した「お弁当」が出回るようになり、種類も豊富です。専門家により、カロリーや栄養バランス、そして塩分量も計算された「お弁当」は、糖尿病患者さんだけでなく、血圧の気になる方、そして一般の方にとっても大変活用価値の高いものです。お取り寄せや予約ができるものもあります。東京女子医科大学病院糖尿病センターでも、「からだにやさしいお弁当シリーズ(5種類)」があります。上手に活用して、カロリーだけでなく、減塩もめざしましょう。

参考:東京女子医科大学病院糖尿病センター
「からだにやさしいお弁当シリーズ(5種類)」
http://twmu-diabetes.jp/top/a01/000676.php

 

東京女子医科大学病院 栄養管理部
柴崎 千絵里

 

監修 内潟 安子 [ 創刊によせて ]
東京女子医科大学
東医療センター 病院長

編集協力
岩﨑 直子、尾形 真規子、北野 滋彦、中神 朋子、馬場園 哲也、廣瀬 晶、福嶋 はるみ、三浦 順之助、柳澤 慶香
(東京女子医科大学糖尿病センター)
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