糖尿病について徹底解説。血糖値・HbA1cから
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松本先生 ご紹介を受けて、当院にいらした時は経口薬でしたが、GLP-1 受容体作動薬に変えて早2年ですね。

中原さん はい、脳梗塞を起こしたのを機会に、先生からGLP-1 受容体作動薬を勧められました。入院中でしたね。最初は注射のお薬と聞いて、ちょっとびっくりしました。先生は優れたお薬ができたから、中原さんの体には合うのではと、紹介して下さいました。

松本先生 脳梗塞が起こったということは、動脈硬化が考えられました。低血糖は起こしたくないし、食後の高血糖も避けたいしと、いろいろ考えて、GLP-1受容体作動薬を勧めました。GLP-1 受容体作動薬の投与開始後、持続血糖測定を行ったら、とてもよい結果でしたね。本当に中原さんには、このお薬が合っていたのだと思います。

中原さん 注射とはいえ、大変さはほとんどありませんでした。今では、平凡な生活の中、朝の注射の小さな痛みは、よい刺激、よい緊張になります。今日もがんばろうと気合が入ります(笑)。
診察の際には、先生に会う前に栄養士さん、看護師さんからいろいろ指導をしてもらっています。

井元看護師 外来には、ほとんどご夫婦一緒にいらしていますね。食事は、奥様の協力が大きいと思います。糖尿病に関する本を買って、おふたりで勉強したお話も伺いました。本当に二人三脚ですね。

中原さん 家内が私以上にがんばってくれています(笑)。検査値が上がっていないと、「今月も良かった!」と一緒に喜んでくれます。

松本先生 治療成績がよいと私たちもみんなうれしいですよ。うちの病院は、栄養士さん、看護師さんなどいろいろなスタッフが、がんばった人には「がんばったね」と声を掛けてくれるでしょ。これも大切な糖尿病療養指導だと思います。

貴島管理栄養士 中原さんご夫妻は、糖尿病療養指導後、ご自分がどんな行動をされたかなど、報告、質問、相談が必ずありますね。とてもよいことだと思います。

中原さん いやいや、家内の厳格な管理のおかげです。先生をはじめ、みなさんが一緒になって指導して下さる。ありがたいことです。

松本先生 糖尿病外来は患者さんが多いため、患者さん毎の診療時間が短いのが現状です。でも、患者さんがこんなことを心配していた、こんな取り組みをしていたなど、スタッフが診察前に情報を集めて、それを診察までに共有し、短い診察時間を有効に使おうと努力しています。

中原さん 私も先生にお聞きしたいことが、必ず伝わっていることに、いつも感心しています。聞きたいことは、何でも聞いておくことが大切ですね。

松本先生 中原さんのHbA1c は6%台。非常にうまくいっていますね。これからもご夫婦で仲良く、楽しい生活を続けて下さい。

中原さん はい、これからも先生やスタッフの皆さんの指導を受けながら、1 年でも長生きして、地域にも貢献したいと思っています。

 

 

 

 

患者さんの工夫や苦労を
受け止めてあげたい。

松本 一成 先生
佐世保中央病院 糖尿病センター センター長
日本糖尿病学会専門医・指導医、日本内科学会認定内科医
栄養士さんや看護師さんなど病院スタッフと協力しながら、患者さんやその家族との対話を大切にし、糖尿病の治療を進めている。患者さんの訴えに耳を傾け、解決策を模索し、悩みも喜びも分かち合う。スタッフの皆さんと一緒に、患者さんを見守る眼差しは、優しく、深い愛情に満ちている。

 

うまくいったことも、いかなかったことも、みんな相談して、その先へ。

中原 務 さん
2 型糖尿病をGLP-1 受容体作動薬で治療中。脳梗塞や消化器の病気も、松本先生とともに糖尿病をうまくコントロールして乗り越えてきた。他科での入院中にも、松本先生が何度も病室を訪れ、不安を払拭してくれたので、とても安心できたと振り返る。糖尿病療養にも一役かっている週3 回のグランドゴルフを楽しみながら、地域の公民館の館長も務める。

監修 内潟 安子 [ 創刊によせて ]
東京女子医科大学
糖尿病センター センター長

編集協力
岩﨑 直子、尾形 真規子、北野 滋彦、中神 朋子、馬場園 哲也、廣瀬 晶、福嶋 はるみ、三浦 順之助、柳澤 慶香
(東京女子医科大学糖尿病センター)
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