糖尿病について徹底解説。血糖値・HbA1cから
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種田先生 本田さんの糖尿病歴は30年。定年を機にインスリンを始めて14年です。インスリンを1日2回から3回に変えてから、血糖コントロールが安定しましたね。

本田さん お蔭様で、すこぶる元気です(笑)。

種田先生 食事・運動もきちんとなさっているし。几帳面ですね。

本田さん インスリンを打つ場所がいつも同じにならないよう、おなかにマークをつけて、違う場所に打つよう工夫しています。

種田先生 確かに、同じ場所に打ち続けると、皮膚が硬くなって、インスリンの吸収が悪くなることがあるので、よい工夫ですね。

本田さん 実は最初、姪がインスリンを打つ場所に穴を開けたTシャツをプレゼントしてくれたことが始まりなんですよ。

種田先生 えぇ!穴の空いたTシャツですか?

本田さん おなかと言ってもどこに打てばいいのか、ちょっと不安だって言ったら作ってくれたんです(笑)。いくつも穴の空いたTシャツを着て、朝はここに打ったから、昼は違う場所って風に。インスリンを始めた頃は、穴の位置を目安に打っていました。

種田先生 なかなかユニークな工夫ですね。

本田さん 私にとって、あの穴だらけのTシャツは宝物です。今でも大切に取ってあります。
最初は抵抗があったインスリンですが、今ではもっと早くすればよかった、みんなもインスリンにすればいいのに。なんて思うほどです(笑)。

種田先生 1日3回のインスリンを負担と思う方もいますが、本田さんの希望はインスリンの回数より、良好な血糖コントロール。患者さん一人一人の希望の生活や人生を叶えるために、私は手助けをできればと思います。

本田さん お蔭で人生満足です(笑)。

種田先生 嬉しい言葉ですね。運動も食事療法も頑張っているからこそですが、あまり頑張り過ぎないで、時には力を抜いて、糖尿病と付き合っていきましょう。糖尿病とは息切れしないように付き合うことが大切だと思います。そうすれば、あと30年は大丈夫じゃないかな(笑)。

本田さん 合併症もなく、今日まで来ました。インスリンは思ったより手軽でしたし、きっとこの先ももっと便利に、快適になるでしょうね。それを楽しみに、これからも元気に過ごしたいと思います。

種田先生 そうですね。今まで通り、いろいろ相談しながら、一緒に長生きしましょう。


姪の名城看護師長(左)と一緒に

1年を通して、一生を通して、
患者さんを見守りたい

種田 嘉信 先生
医療法人 たねだ内科クリニック 理事長
日本糖尿病学会認定専門医・指導医、日本糖尿病協会療養指導医
少しでも長く、少しでも多く、患者さんの話に耳を傾けるから、診察時間はちょっぴり長め。 白衣を着ないカジュアルな先生は、身近で気さくなホームドクター。

 

自分の体だから、自分で考えて、しっかりコントロール

本田 早苗 さん
2型糖尿病を経口糖尿病薬で治療していた。定年を機会に、姪のたねだ内科クリニック看護師長の名城真弓さんの勧めで、種田先生の下、インスリン治療を始める。
インスリンを片手に、おしゃれで快活な熟年ライフを満喫中。

監修 内潟 安子 [ 創刊によせて ]
東京女子医科大学
糖尿病センター センター長

編集協力
岩﨑 直子、尾形 真規子、北野 滋彦、中神 朋子、馬場園 哲也、廣瀬 晶、福嶋 はるみ、三浦 順之助、柳澤 慶香
(東京女子医科大学糖尿病センター)
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